22732 林正太郎 (利休鼡志野割高台盃)HAYASHI Shotaro

高さ 7.1cm 径 9.0～9.3cm

志野焼を多方面に発展させながらも基礎を守り続けるその姿勢で数々の素晴らしい作品を発表。 朝日陶芸展では二度の最高賞と優秀賞を受賞し、その他美濃陶芸大賞など輝かしい実績を今尚積み重ねる。 現在は岐阜県重要無形文化財保持者として美濃の現代陶芸を牽引する代表作家 林正太郎。 本作は豪快な造形と割高台、独自の釉薬調合、見事な焼成によって美しく発色した「鼡志野」作品である。「赤志野」でも有名な林正太郎ですが、「赤志野」の発色の良さと対比すると、しっくり落ち着きを表す「鼡志野」の重厚感溢れる佇まいが、作者らしさを表現し、 熟練の釉薬配合と精巧な焼成技術から落ち着きある色彩を表現した本作は、これまでに無い全く新しい世界観を示す。 代表技法「赤志野」に並ぶ「鼡志野」の壮大な世界観をお楽しみください。