26164　 木村盛和　木ノ葉天目釉茶碗　KIMURA Morikazu

高さ　6.4cm　　　　　　　　　
径　14.4cm
商工省所管国立陶磁器試験所の教員として、鉄釉(天目釉)と素地の基礎的研究に従事し、京都は五条坂に於いて天目釉の研究に没頭する。 独自の技法を確立後、日本伝統工芸展監査委員、日本工芸会理事などを歴任し今も尚ファンの多い大人気作家 木村盛和の秀逸作。

木ノ葉天目茶碗は、中国の吉州窯で焼かれたものが有名で、黒い釉薬の中に黄色い木の葉が美しく浮かび上がるのが特徴です。木村盛和は、この伝統的な木ノ葉天目を独自の技法で再現し、深みと重厚感のある作品を数多く生み出しました。彼の作品には、一つ一つの葉脈がはっきりとした繊細な木ノ葉が表現されており、高度な技術がうかがえます。