23242 11代楽慶入 (内金溜盃 松画 中村来章筆) RAKU Keinyu

高さ 3.0cm 径 9.5cm

千家十職 名工の誉れ高い楽家11代楽慶入が作成した非常に珍しいぐいみです。慶入は、茶碗に限らず、皿や鉢、懐石道具類、さらに煎茶道具など幅広い作域を持っています。

慶入の作風は、道入(ノンコウ)や了入の作為性を好み、装飾も絶妙です。

松の図は、中村来章によって画かれたものであり非常に希少な逸品でございます。

中村来章:幕末・明治の円山派の画家。近江生。姓は源、字は子慶、号に春分斎・通神堂等。初め画を渡辺南岳に学び、のち円山応瑞に従う。横山清暉・岸連山・塩川文麟と共に平安四名家といわれる。幸野楳嶺・川端玉章らは門人。俳句も能くする。明治4年(1871)歿、76才。