17928 北大路魯山人[２代陶々庵識](織部釉窯変ぐい呑）KITAOJI Rosanjin

高さ（４．５cm）　幅（６．８cm）　奥行（６．３cm）
※Web特別価格
底部に「ロ」銘。
魯山人の酒器の中でも極めて珍しい織部作品であり、ぐい呑となるとほぼみられることがない。
また、魯山人は1955年（3月）「織部焼」人間国宝の推薦を受け辞退、現在に至っても「織部焼」人間国宝に推薦された人物は魯山人ただ１人である。
価値が高い為、本品は言うまでもなく真性ではあるが、贋物もしばし見られることがあるので特に注意が必要である。
胴部を大きく削ったかの様な魯山人の創造性から生まれた、やや沓形に創意され造形は、鑑賞者を愉しく豊かな気持ちにさせてくれ、緑色の美しい織部の色合いに麗しく緑がかる織部釉の色調に彩り良く紅色の窯変景色が絶妙な彩りを映し、釉調としても、この遊び心のある造形にふさわしいだけの、他にはみることのない織部に華麗さを添えた色彩は巡り合わせの良さをも感じる程であり、魯山人のぐい呑の中でも一際に後世へ伝えるべき傑出した一品でございます。