商品番号: SKU:23638
高さ 5.2cm 高さ 5.7cm
不出世の芸術家と謳われ、陶芸のみならず篆刻、漆芸、書などの分野においてその非凡な才能を発揮。 数々の名作と伝説を世に残した偉大なる総合芸術の巨匠 北大路魯山人の作。
作者が作陶の初期から最晩年期までを通して制作を続けていた志野は、当初の僅かに緋色が現れた乳白色のものから次第に赤味を増し、最終的には赤色と白色のコントラストが美しい作品へと劇的ともいえるほどの変貌を遂げていきました。 志野に取りくみ始めた頃は、一般に志野焼に使用される白いモグサ土を使って制作していましたが、料理を盛り付ける為の実用的な器には不都合が多い性質の土であることから、肌が細かく上質な信楽産の赤土を用いるようになります。 そのこともあって、魯山人が作る志野には、徐々に赤味がついていき、その偶然を魯山人は見逃すことなく、より強烈で炎が舞うような赤味を求め、研究を重ねて新しい手法でもって、それまでに無かった「志野」を作りあげることに成功しました。 本作は作者の志野作品の中でも特に人気の高い、作者らしい鮮やかな赤の発色を呈した志野。 古典に精通された陶芸家としてのこだわりの形姿に、書画をも極められた作者のならではの緋色が見事に調和した作品。 桃山志野の単なる模倣ではなく、美食家ならではの眼差しにより展開された、美しい佇まいを感じさせる作品です。 作品自体も、すっきりとしていて緋色もはっきりとしています。
高さ 5.2cm 高さ 5.7cm
不出世の芸術家と謳われ、陶芸のみならず篆刻、漆芸、書などの分野においてその非凡な才能を発揮。 数々の名作と伝説を世に残した偉大なる総合芸術の巨匠 北大路魯山人の作。
作者が作陶の初期から最晩年期までを通して制作を続けていた志野は、当初の僅かに緋色が現れた乳白色のものから次第に赤味を増し、最終的には赤色と白色のコントラストが美しい作品へと劇的ともいえるほどの変貌を遂げていきました。 志野に取りくみ始めた頃は、一般に志野焼に使用される白いモグサ土を使って制作していましたが、料理を盛り付ける為の実用的な器には不都合が多い性質の土であることから、肌が細かく上質な信楽産の赤土を用いるようになります。 そのこともあって、魯山人が作る志野には、徐々に赤味がついていき、その偶然を魯山人は見逃すことなく、より強烈で炎が舞うような赤味を求め、研究を重ねて新しい手法でもって、それまでに無かった「志野」を作りあげることに成功しました。 本作は作者の志野作品の中でも特に人気の高い、作者らしい鮮やかな赤の発色を呈した志野。 古典に精通された陶芸家としてのこだわりの形姿に、書画をも極められた作者のならではの緋色が見事に調和した作品。 桃山志野の単なる模倣ではなく、美食家ならではの眼差しにより展開された、美しい佇まいを感じさせる作品です。 作品自体も、すっきりとしていて緋色もはっきりとしています。