24543　河井寛次郎 (黒釉赤青香炉(つね識)) 　KAWAI　Kanjiro

高さ 12.4cm

幅 12.8cm

奥行 9.6cm

日本民藝界を代表する柳宗悦、浜田庄司、また日本近代工芸を代表する富本憲吉、黒田辰秋など現在までその名が語り継がれる巨匠らと共に日本民藝界の礎を築きその中心人物として活躍。 「用の美」を追求した重厚かつ素朴な作風で近代陶芸の新境地を開拓しミラノ国際展大賞受賞など世界的にも評価の高い日本民芸界を代表する巨匠 河井寛次郎。 本作は均整の取れた造形と抜群の発色を持つ作品である。

寛次郎の打薬には、先達にはない特有の勢いの良さと、強さがある。打薬の日には、「ヘトヘトになった」と日記に記されているほどである。 「用の美」を追求し、日本の民藝陶器を世界の芸術へと押し上げた河井寛次郎の圧倒的世界観を感じてみてはいかがでしょうか。威風堂々たる作風を、是非お楽しみ下さいませ。

寛次郎の図録を見ても、「香炉」はほとんど掲載されていません。ましてや、三色となると非常に珍しい作品といえるのではないでしょうか。