24929　岡部嶺男　(瀬戸手ぐいのみ)　OKABE　Mineo

高さ 4.2～3.7cm

径 5.0cm

加藤唐九郎の長男にして幼い頃から陶芸の道を歩み、「永仁の壷事件」を境に幾多の陶芸団体からも脱退。独自の鍛錬と研鑽によって発表された名品の数々は全国の主要美術館に収蔵されるほど。

日本の近代美術史に多大なる功績を残した孤高の天才陶芸家 岡部嶺男の秀逸作 岡部嶺男といえば晩年の青磁のイメージが強い一方で、加藤唐九郎より受け継ぎ、決別後もその独創的なアイデアと魂踊る陶技によって桃山陶の名品を数多く製作した。 

本作は,「加藤嶺男」時代の作品ですが、大変希少な物で、岡部嶺男の作陶精神の賜物とも言える逸品である。 使い手の心を一心に考えながらも、古き良い桃山陶の美意識を現代に復興させた抜群の作行を示す名品。