商品番号: SKU:24983
高さ 4.1cm
径 6.3cm
漆(きゅうしつ)の人間国宝である小森邦衛の作品。「漆」 とは、漆を箆や刷毛で素地に塗ることを漆という。素地を堅牢なものにするための下地を施した後、様々な上塗り(仕上げ)をする。本作も、丁寧に赤と黒の漆が塗られており、胴には、梅や桜といった四季の花が丁寧に彫られている。仕上げに、漆を十回近く塗るが、刷毛目を残さないのが漆の人間国宝であるゆえんである。
漆は朱に黒、焦げ茶色を基調とする。「黄や緑などの顔料もあるが、それで作品の品格を得られるか」。器全体を一色で塗る作もあるが、時に色を変えて、角形、あるいは円形に塗る。そこに、いい意味の遊びがある。緻密な仕事だけに、こんな軽妙さは欠かせない。
高さ 4.1cm
径 6.3cm
漆(きゅうしつ)の人間国宝である小森邦衛の作品。「漆」 とは、漆を箆や刷毛で素地に塗ることを漆という。素地を堅牢なものにするための下地を施した後、様々な上塗り(仕上げ)をする。本作も、丁寧に赤と黒の漆が塗られており、胴には、梅や桜といった四季の花が丁寧に彫られている。仕上げに、漆を十回近く塗るが、刷毛目を残さないのが漆の人間国宝であるゆえんである。
漆は朱に黒、焦げ茶色を基調とする。「黄や緑などの顔料もあるが、それで作品の品格を得られるか」。器全体を一色で塗る作もあるが、時に色を変えて、角形、あるいは円形に塗る。そこに、いい意味の遊びがある。緻密な仕事だけに、こんな軽妙さは欠かせない。